XDP-30Rをそれなりに使ってのレビュー

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買ってから随分立ちますが、XDP-30Rについて書いていこうかと。

 

 

 

 

1.はじめに

ガルパとデレステの3DリッチをプレイアブルでプレイしたいとかでiPad Pro(10.5inch)を昨年3月に買い
その勢いを買ってかクロビ含めた音ゲープレイに一ランク上のイヤホンを買おう、
Roseliaのアルバムを聴きたいしいっそDAPも用意しよう、という理由で購入したのが
2018年4月頃に購入したRHAのT20i(イヤホン)とPioneerのXDP-30R(DAP)になります。

昔は同人、商用に関わらず音ゲーのCDを買い漁ってた時期があるのですが2010年代からは
あまりCDを買わなくなったものの、クロビのサービス終了を受け
録音はなんとかなりそうなので再生する環境をスマホでなくPCと簡易なDACにするか
DAPを用意するかで考えた結果上記組み合わせで用意することに。
T20iに関しては以前からT20のほうに目を付けていて、半ば片想いをこじらせた格好での購入でしたが…
XDP-30Rについてはスペックで検討した結果、かつ当時は投げ売り状態だった事もあって選定しました。

そんなわけでDAPを使った印象を書いていきます。
使用したイヤホンは上記のRHA T20i、ノズルは通常のノズル、イヤピをSpiralDotにしています。
手持ちの音ゲーiPhoneであるiPhone6s PlusとDAPの両方にwav音源を入れて比較視聴していきます。

 

2.音質レビュー


〇Another Essence/RAM (0.0.1より)
RAMお得意のドラムンベース、って何かで見た書き方だけど。
ドラムン地帯はもちろんだけど、イントロの空気感と音の広がりを見たくて選定。
ハイハットの明瞭さが増し、ブレイク前の地帯(2:00台)での空間の広がりが増している感じ?

Opera of the wasteland/Roselia (Anfangより)
なんかこの曲にハマってしまって勢いでe-onkyoでアルバムを買ってしまった
DAPを買う動機付けになった曲だったりします。
FLACで買ってますが評価の為にWAV/44.1kHzに変換して視聴しています。
ボーカルの明瞭さが増し、ギターのエッジがより強調される感じでしょうか。

〇everKrack/GLAY (G4・II -THE RED MOON-より)
オーイエ!!(言いたいだけ)
ディストーションの強いギターは一音一音の分離が良くなり(スネアも同様)
HISASHI…じゃなくてTERUのボーカルも伸びがよくなりました。

〇WATER BLUE NEW WORLD/Aqours(WATER BLUE NEW WORLD/WONDERFUL STORIESより
今のメインイヤホンを購入検討していた際にレビューサイトを見回っていたとき、
某ブログで「録音の音質がやたら悪い」と指摘されていたので、じゃあ比較してみようと。
ハイハットあたりの後ろの音がやんちゃする(刺さり気味になる)感じが少し薄れて
ボーカル(中域?)の厚みが増したと感じられました。

 

3.音質アップ機能


ハイレゾ音源の再生に対応しているXDP-30Rですが、通常のCD品質音源を高音質化する機能も勿論備えています。
・アップサンプリング
・Hi-Bit32
・ACG駆動
詳しい仕組みについてはONKYOのDP-S1のページを参照頂くとして

www.jp.onkyo.com

ここでACG駆動に関してはオンキョーパイオニアの独自システムになっており、簡単に書くと
アンプをバランス接続時には2つ使うアンプの出力をnegative分をGNDにすることで
再生時の安定性を強化できる・・・というものですが、
ここで重要なのは3.5mmアンバランス(一般的なイヤホン)を
3.5mmメス→2.5mmオス変換プラグを用いて変換して2.5mmジャックに挿すことで
上記の恩恵を受けられるという点。
そんなわけでG&Vの3.mm→2.5mmも購入して3.5mm接続時と2.5mm変換、ACG接続で聞き比べました。

https://amzn.to/2Fu2TFQ

 

 

アンバランス接続に比べてボリュームが上がって音場が広くなることが解ります。
自分の耳ではアップサンプリングとHi-Bit32に関してはそこまで違いを感じられなかったのですが
アンバランス接続のイヤホンでも音質アップの恩恵が受けられるので、追加購入する価値はあるかと。
(変換ケーブルで繋いでも『Balance』で聴いてはいけません)


4.その他機能面

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2018年8月末のアップデートによりBluttooth接続にてQualcom apt-X HD接続に対応するようになりました。
アップデート後、Bluetooth設定画面に『aptx HDを有効にする』項目が表示されるように。
ただ、このスイッチはaptX/aptX HD対応のイヤホンでaptX HDを使わないようにするためのもので
aptXと、従来から対応していたSBCを切り替えられるものではないようです。
そんなわけで音質の違いをレビューすることはできず・・・

PCでの専用ソフト、X-DAP Linkは起動してから操作できるまでに時間がかかるのが難。
また、タッチパネルの精度も微妙で曲再生中にイコライザボタンを押したつもりでも
ホームボタンを押してホームに戻った…てことがたまにあります。
あと、2017年発売の製品の癖して接続端子にmicroUSBを採用している点が困りものですね。
おかげでmicroUSBを卒業できません。


5.簡単にT20iレビュー


忘れそうになったのでT20iのレビューも。音質はよく言われるように弱ドンシャリですが
ボーカルも遠くなったりはせずボーカル曲も音ゲー曲もバランス良く聴ける感じです。
困ったのは取り回しの悪さ。タッチノイズの大きさ自体はさほどでもないんですが
とにかく太くてブヨブヨしたケーブルがコンパクトな収納を拒み、タッチノイズを誘発し…
買ったはいいものの使いやすいイヤホンを求めるようになり、LZ-A5購入後はほぼスタンバイ状態。
iOS向けの4極ケーブルモデルの癖にiPhoneiPadに挿したときの接触の悪さも難。
またタッチパネル操作による動作の切り替えも2013年頃のスマホみたいにもっさりしてます。

 

6.最後につらつらと

 

現行品なら買いだのやめとけだの書けますが、もう市場にも残ってないですしね…

自分はクロスビーツの曲を実機から録音しまくって(チケット6000枚以上あったもんな)
その他音源を入れて使っておりますが、タッチパネルの若干の不満を除けば満足して使えています。
欲を言えばBluetoothレシーバー機能を実装して、スマホでストリーミングサービスを起動して
DAP上で再生できれば…とは思うのですが、ONKYOの経営状況的にこれ以上のアプデは望めないかも。
現在は後継品のXDP-20が2.5万円程度で買えるようです。


次回はステマされまくったあのイヤホンについて書く予定です。