A5の話はもういいのかと言われそうですが、色々大変だったTFZ T2G(T2 GALAXY)について触れようかと思います。
購入までの経緯とか
HeavenVIを購入してからもここまでは買ってみようと決めていたのがT2G。ある意味スパイラルを終わらせてくれるイヤホンに勝手に決めていたふしがあるような。。。
Massdropで募集がかかった1月中旬のタイミングで購入、無事に1月下旬に発送されたものの、国内に入ってから1週間も税関に留め置かれ、届いたのは2/11の祝日でした。
以下、写真とかです(急に雑になったな)
曲を聴いての評価
いつも通りXDP-30Rに3.5mmメス⇒2.5mmオス変換ケーブルを用いてACGモードでの評価です。リケーブルではなく付属ケーブルでの評価。
以前に買ったT20iと少し聞き比べしてます。
◎Wish me luck!!!!
/大空遥(CV:優木かな)、比嘉かなた(CV:宮下早紀)、トーマス・紅愛(CV:種崎敦美)、トーマス・恵美理(CV:末柄里恵)
リファレンスでいいんじゃないかな。キラキラした音のシンセ中心、ボーカルのキーが曲全体を通してほぼ一定なあたりで
(いや、高低差があるほうがよりいいんだろうけど)
ボーカルの近さと明瞭さに加えて、シンセの煌びやかさが感じられるの感じがいいですね。
T20iと聴き比べるとT20iのほうが低音の重量が上ではあるものの、ボーカルはT2Gの方が近く感じられ、音の分離感もある印象でT2Gのほうが印象がいいですね。
△Go Away/Cranky(Rave-SLave 2018より)
http://alpacasso.sakura.ne.jp/RS2018/
https://youtu.be/IdEzEH3qrB0
Crankyの商業用音楽としては珍しいビッグビート。低音がズシズシくるブレイク前を見ていきます。
ディストーションのかかったギターとかをメインに聴きたいけど、ハイハットなどの音がより主張される感じになってしまう。
この辺の音の鳴らし方はT20iが音圧もあってずっしり重心を感じられる。T20iのほうが楽しく聴ける感じですね
〇Renuniverse/Headphone-Tokyo** feat.カヒーナ
http://headphone-tokyo.com/works/mt/
https://youtu.be/XNEXxYTdY7Q
HeavenVIの時もレビュー外で触れたバラード楽曲。
ボーカルの艶がよく、ピアノの鳴らし方やトランペットも悪くないものの、分離感の良さがパーカッションに効きすぎて神経質な感じに捉えられるかも。
T20iだとベースラインが主張が強くなりつつもT2Gよりも全体的に落ち着いて鳴らしてくれる印象。
音ゲーでの使用、その他取り回しの扱いやすさ
音ゲーで使う分には高音の明瞭度は高いものの、アタック音やキラキラ音がそこまで刺さるわけではなく普通に使える、という印象です。
問題は取り回し。純正ケーブルがゴム被覆でやや絡みやすいケーブルなのですが、それだけならともかく耳掛け部分のメモリーチューブの加工が自分の耳とはかなり合わない。。。
写真の所でも解るようにAS06よりかなりノズルが斜めで(これはAS06が角度が浅いだけか)耳掛け装着してノズルを耳奥に入れようとするとハウジングが耳に対して \顔/な感じで開いていき、耳掛けチューブが耳に負担をかけて痛くなってくるのです。さらには遮音もうまくいかずうまく挿さないとスカスカに聴こえてしまう…
そんなわけでリケーブルを探し始めることになり、恒常1000円引きに加えてタイムセールで1000円余計に安くなっていたYinyoo/YYX4745。中華ケーブルですな。銀メッキにしたのはイヤホンの音傾向をできるだけ変えたくなかったから。
銅線銀メッキで16芯と芯数多めながら4020円で買えてお買い得…いや、イヤホンの値段と殆ど変わらんやん。8芯なら2000円切りでも買えるのになんでここまで金を積んだのか…あと引くほどケーブルが太い。
しかし、このケーブルにより耳掛けチューブの痛みから解放され、かつしっかり耳奥に挿しても安定するようになったことで聴こえ方も改善されました。
音質変化としては分離感が上がり、ボーカル帯域の伸びはそのままにもハイハット等の過度な分離がやや抑えられ(低音増えたせいかも)
一気に聞きやすくなりました。音も取りやすくなりました(もともと十分とりやすいけど)。
おかげで利用率が激増。かなり気に入って使っています。なお、AS06にも挿してみたけどT2Gほどの感動は得られなかった模様。
でも、ケーブルもう少し細くしたいっすね…AliExpressのセールを待つべきか
最後に
発売された昨年初秋から結構話題にはなっていたけれど、マスドロップで購入できれば44ドル強5000円切りという価格の安さであれば破格、1月末頃のAliExpress上でもセール価格で45ドルを付けこれもうマスドロいらないんじゃないかな、からの国内販売開始のアナウンス、希望小売価格9200円。。。
現在のお値段情勢は以下の通り。
販売箇所 | 価格 | 備考 |
---|---|---|
正規代理店品 | ¥8,103 | Amazonが販売元 |
Amazon並行輸入品 | ¥7,800 | |
AliExpressのマケプレ |
$59.00 (¥6,500ほど) |
3月末のセールで大幅値下げあるかも? 1~2週間かかる |
Massdrop |
$39.99+日本への送料 $4.19(¥5,000) |
タイミング次第だが1ヶ月以上かかるし 常に売られているわけではない |
(3/17現在)
Amazon本体がディスカウントしたおかげで国内正規品とマケプレ並行輸入品との差は殆どなくなっており、これなら正規品でもいいかもしれません。しかし、AS06がAliで30ドル台やAmazonで4,800円との差を考えると『価格が上がったから順当に音質が上がったよね』とまでは言い切れないです。リケーブル後は更に気に入って使用率が上がったのですが、私の場合はリケーブルを前提にしなければならないほど装着感が悪く、リケーブルしたらマスドロから購入してたとしてもコスパが悪化してしまう。。。
ただ音質的には高音がいい感じに明瞭でありながらも決して低音が不足しているわけではなく(T20iと比較したけどあくまで比較の上なんで)、ボーカルの艶もあって元気なJ-POP、アニソンに向いた音だと思います。ハイ上がりなのは間違いないので、リケーブルで合わせるならメッキなしの銅線系のほうが低音が補強されてよさそうです。
ところで、某掲示板ではここ最近AS06とこれにCCAのC10の三国志の様相を呈しており、ドンシャリ傾向の二つに対してフラット、ウォーム気味というC10も併せてチェックしてみたいという欲が出てきてしまいつつあるここ最近。月末のAliセールで買ってしまうかも。。。