Mリーグ2019ドラフト直前 各チームが指名すべき選手はこれだ!的な記事的な何か

麻雀のプロリーグ、Mリーグのドラフト会議が7/9に行われます。

私の麻雀視聴昨年4月にRTDを見始めてからなのですが、初年度のMリーグドラフトからファイナルシリーズまで楽しく視聴させて頂きました。

 

その中で唯一不満だったのがドラフト。最後の3巡目まで競合が全く発生しなかったんですよね。

特に1位指名でもおかしくない鈴木たろう(協会)が抽選を行うための当て馬的に3チーム競合になったりとか、連盟縛りだぜ!みたいなチームが3つもあって、その中で競合が全く発生しなかった点が…いや、野球もドラフト会議も結構好きで、その中での競合覚悟の指名とか一本釣りとかの駆け引きが大好きだったので何だこれは、って感じで。

更に今年はウェーバー制で指名権が確定するため競合は起こらないという。しかし、ウェーバー制によって相当に指名が読みづらくなったなぁ、という感じです。

 

もともと、GWまでに「1チーム最大5人編成、女性編成必須、2団体以上での構成必須」をルールとして指名予想、というよりドラフト会議結果の記事、スポーツ紙でよくみる各チームドラフト評論みたいなフィクション(妄想とも)記事を書こうと考えてたのですが、春が兎に角忙しくて結局書かずにここまで来たというか。そんなわけで、これまたスポーツ紙でよくある「このチームはこの選手を指名すべき」的な妄想記事を書いてみます。

以下は昨年からRTDとか鳳凰位決定戦他各団体タイトル戦を見始めたニワカによる100%妄想であり、また指名を予想するものではありません。

 

 

ドラフトのルールおさらい

・まず、拡張ドラフトとして新規参入チームのKADOKAWAが3人選手を指名する

・次に、既存の7チームが昨年の順位が低い順に1名ずつ選手を指名していく

・最後にKADOKAWAが4人目の選手を指名する

・チームは最大4人だが、必ず4人編成にする必要はない

・少なくとも女性1名の編成が必要。この制約を受けるのはKADOKAWAのほかにはU-NEXT Pirates、渋谷ABEMAS、赤坂ドリブンズで、既存3チームは必ず女性プロを指名することになる

 

各チーム、指名すべき選手はこの人だ!

KADOKAWA(仮)

内川幸太郎(連盟)

金太賢(協会)

日向藍子(最高位戦)

新規参入となるKADOKAWA。既に21人が他チームに所属する中3人を選ばないといけないが、まだまだ実力者も人気女性プロも指名を待っている。その中でもまず指名すべきは連盟の内川幸太郎だろう。手役マエストロとも呼ばれる美しい手組みと甘いマスクで人気を博していたが、昨年ドラフト後に十段位を戴冠、またMリーグルールに近いRTDリーグ(AbemaTV)でもリーグ戦前半で最下位に沈みながら怒涛の追い上げで準決勝、決勝と勝ち進み優勝まであと一歩のところまで迫り、トップ取り麻雀も状況に合わせた仕掛け・捌きもできるところを証明した。

不安があるとすれば自団体のルールとMリーグルールにある大きな差に適応できるか、というところか。実際2018年初頭に鳳凰位決定戦を戦っていた時期はRTDでは負け続け、RTDで勝ち始め、決勝まで進んだ時期は鳳凰位A1リーグで苦戦し、結果降級の憂き目にもあっている。どちらかに注力してバランスを崩す、ということがなければいいが、大きくプラスする可能性もマイナスする可能性もある。半ば相反する両ルールでどうバランスを取るか。マエストロの指揮が注目される。

もう一人のエース候補は金(協会)だ。昨年ドラフト時点で自団体の雀王、更に近代麻雀主催の最強位を戴冠していながらドラフト漏れの屈辱を味わった。その後勤めていたオンレート雀荘グループから系列のノーレート雀荘のマネージャーに移り、雀王を連覇するなど牙を研いできた。トップ取りが至上となる協会ルールはMリーグルールに近く、そのルールで連覇した金を獲得できれば大きな戦力となるだろう。

最後に女性選手を指名する。人気を博している女性選手は数多いが、その中でも男性に負けない高い実力を持つ選手はそう多くはない。ここは日向(最高位戦)を推したい。昨年も石橋伸洋朝倉康心(共にU-NEXT)らがひしめく最高位戦B1リーグでAリーグ昇格を最後まで争い、自身初のタイトルとなるプロクイーンも戴冠した。今年のリーグ戦は産休で欠場しているものの7月より復帰、指名を待っている。同じ団体の村上淳(最高位戦、赤坂)譲りの我慢強さとここぞの押しは男性選手とも渡り合えるはずだ。

 

TEAM雷電

所属選手:萩原聖人瀬戸熊直樹黒沢咲(何れも連盟)

指名が予想される選手:内川幸太郎、藤崎智、吉田直(何れも連盟)、鈴木達也(協会)

この選手を指名すべき:猿川真寿(連盟)

芸能界最強の萩原を指名し、盟友の瀬戸熊をプレイングマネージャーとして迎えるなど萩原のためのチームつくりをした雷電。重厚な麻雀を志向したが昨年最下位に沈んだTEAM雷電。萩原が徐々にMリーグルールに対応して持ち直したのとは対照的に、終盤戦でダブ東ドラ1を鳴かないなど自身の麻雀に殉じた瀬戸熊が終盤大ブレーキとなったのが痛かった。女性枠で雀風が近いことからか指名された黒沢が大きく勝ち越したのは望外の結果だったと言える。

巻き返しを図りたい今シーズン、ウェーバー制となることが発表されてからは「セガに内川を獲られるくらいなら」と内川指名では見られていたが新チーム参入と拡張ドラフトが発表された事により見直しを迫られている。1人だけならともかく、3人も指名できるなかで内川が残っている事は考えにくいからだ。萩原のためのチームであることから異名を名付けた藤崎が指名されそうである。もう一人の盟友である達也も事あるごとに萩原が勧誘しているところをSNSにアップしているが、どうやら不調に終わっているようだ。

しかし、雷電に必要なのは仕掛けも効いて相手に速度を合わせられる選手だろう。その点で猿川なら仕掛けも効き、モンキーマジックの名通り仕掛けながらも高い役を作る構想の独創性もある。攻撃的な雀風も含めて雷電に加わればPiratesや園田(ドリブンズ)への対抗馬として活躍できるだろう。

また、現鳳凰位の吉田が処遇されるとすれば、連盟チームの中では雷電になるだろう。ただ、連盟内でのMリーグルールのリーグ戦FocusMで断トツの最下位に沈むなどMリーグでの適正にはかなりの疑問が残るところだ。

 

セガサミーフェニックス

所属選手:魚谷侑未(連盟)、近藤誠一茅森早香(最高位戦)

指名が予想される選手:内川幸太郎、仲林圭(協会)、日向藍子

この選手を指名すべき:HIRO柴田(連盟)

昨年は魚谷がオープンタイトル二冠に女流日本シリーズ、近藤が最高位と最強位に輝き、茅森もシーズン終了後に女流日本シリーズを戴冠するなど個人としては活躍したものの、Mリーグでは近藤は上位につけ、茅森も打点王を獲得するなどしたがチーム全体としては振るわなかった。MJを展開するセガでありながらも競合他社のゲームに出演する連盟の魚谷が振るわず、最終節で起用を外され涙するなどしたが、タイトル戦以外でも魚谷や近藤は多忙でスケジュールが合わずに誰か一人での連戦が続いたり、出産間もない茅森が結果として最多登板となるなど、選手起用の面でも誤算があったと思われる。

その魚谷はシーズン終了後のファンミーティングで来シーズン自チームに欲しいと内川や仲林の名を挙げているが、仲林はともかく内川が残っているとはやはり考えづらい。寧ろこの発言で警戒されてしまった面があるかもしれない。そんなセガサミーに必要な選手はスケジュールが詰まっておらず、試合に毎日控えてくれそう、かつ戦力になる選手だろう。その点でH柴田であれば柔軟に起用できることが期待でき、かつ鳳凰位リーグからFocusMまで幅広いルールに対応して結果を残している。H柴田自身がリーグ戦や予選で無双しながらも決定戦で負け続けている点は気にかかるところだが、そこは他のタイトルホルダーでカバーすれば良い。雀風が近く繊細な魚谷のケアも任せられるだろう。

唯一女性選手を2人指名したセガサミーであるので、日向など実力のある女性が残っていれば指名もあり得るかもしれない。唯一女性縛りも団体の論理も働かないセガサミーであるので、上位チームが欲しいと考えている選手を指名して指名戦略を乱す事にも期待してみたい。

U-NEXT Pirates

所属選手:小林剛(麻将連合)、朝倉康心石橋伸洋(最高位戦)

指名が予想される選手:水口美香(協会)、山脇千文美(連盟)、日向藍子

この選手を指名すべき:瑞原明奈(最高位戦)、梅村日奈子(麻将連合)

女性の指名が必須となるチームの中では最も最初に指名できる。昨季はプロ転向一年目の天鳳位2代の朝倉が前評判以上の活躍で勝ち頭となったものの、千点を拾い高い手に放銃する事に長けた石橋と、2着3着で纏めつつもなかなかトップを獲得できなかった小林剛が振るわず、最終戦で条件を残しながらもファイナルシリーズ進出を逃した。特に小林の不調は誤算だったろう。

指名予想ではビジュアル重視で水口が推す声が聴かれるが、もともと麻雀スリアロchの天鳳名人戦の覇者から構成されたガチのデジタル派のチームであるからシナジーとしても天鳳である程度以上に打てている選手を指名するのではないか。瑞原であれば天鳳でも八段を所持するなど実績もある。同様に天鳳で研鑽を積んでいるという梅村も面白い。関東外の地方(関西)の選手、かつ若いという話題性もある。小林の出身団体である麻将連合所属ということで処遇されるかもしれない。あるいは石橋、村上(赤坂)らが参加している私設リーグの繋がりで西嶋もあるかもしれない。

KONAMI麻雀格闘倶楽部

所属選手:佐々木寿人高宮まり前原雄大(連盟)

指名が予想される選手:和久津昌、宮内こずえ(連盟)、猿川真寿

この選手を指名すべき:平賀聡彦(最高位戦)

自社タイトルをチーム名にも冠し、ゲーム内人気投票とリーチ麻雀の実力から編成したコナミ。実に全試合数の45%に登板した寿人の八面六臂の活躍(トップラス麻雀とも)でファイナルシリーズに進出、リーグ戦で終盤起用されず一部で批難の声もあった高宮もファイナルシリーズでは健闘した。

今期は鳳凰位から陥落した前原がリーグ戦に復帰しており月曜日は出場できない日があり、また高宮の急成長も望み薄である事から寿人にかかる負担が更に重くなる。普通に考えれば寿人の負担を緩和できる打てる選手の補充が至上命題だろう。同団体でチームがらくたの構成員でもある和久津の指名が有力とみられるが、新チームの構成次第では和久津が指名済である可能性も否定できない。高宮の指名経緯を考えると和久津が指名済でも女性を指名する線がありそうで、その場合は宮内などが候補だろうか。beatmaniaIIDXのプレイリザルトをアップした朝倉に公式アカウントが秋波を送ったりもしていたが、基本的に連盟以外の指名はないだろう。

指名すべきというより淡い希望になるが最高位戦の平賀を推したい。2017年のRTDリーグを制して昨年の麻雀日本シリーズに出場しトップを独走、決勝でもあと一歩のところで寿人に膜られたが決勝3回戦までは勝っていた。同卓後解説した総帥前原をして「特別な修練を積んでいる」と言わしめた狂気すら感じさせる押しの強さとトップ取り能力は寿人との二枚看板を形成するに相応しい選手である。遅刻癖で処罰された経歴もありコンプライアンス面で厳しいかもしれないが、Mリーグの舞台に立つなら格闘倶楽部が相応しいと思うのは私だけではないだろう。

渋谷ABEMAS

所属選手:多井隆晴RMU)、白鳥翔(連盟)、松本吉弘(協会)

指名が予想される選手:日向藍子、岡田紗佳(連盟)

この選手を指名すべき:朝倉ゆかり(協会)

女性の氏名が必須となるチーム二つ目である。昨季は開幕ダッシュを決めるも中盤で失速、しかし終盤に多井の11連帯ジェットコースターのようなカーブで2位進出を決定、多井はトータルポイント1位のタイトルを獲得し初物コレクターぶりを発揮した。最年少の松本も健闘したが白鳥は個人最下位に沈み、仕掛け型有利の前評判を魚谷と共に覆すこととなった。

もともと大きな穴らしい穴がなく、殆どの試合で3人が控えるなど起用面での制約も少ないチームである。良くも悪くも体育会系的、男子校的なノリが強いチームであるので日向がこの巡目まで残っていれば指名すべきであろうし、監督の藤田の施設リーグ(オールスターリーグ)にも参加している岡田も事務所が許せば指名候補であろう。

ただ、このチームは多井の発言がチーム編成にも影響力を及ぼしそうであることから指名すべきというより多井が指名を進言しそうな選手として朝倉ゆかりとした(それじゃ「指名すべき選手」ではないと言われそうだが)。昨季はオープンタイトルのRMUクラウンを戴冠し、女流雀王を防衛し続けてきたなど長らく女性No1の呼び声も高い選手だが、多井も公言する通り多井が苦手とする選手でもある。他チーム(実質赤坂かKADOKAWAだけだが)に流出するくらいなら実力的にも自チームで押えたほうがという論理は働くだろう。ただ、朝倉ゆかりがABEMASのノリについていけるのかだけは心配なところだ。

EX

所属選手:二階堂亜樹滝沢和典勝又健志(連盟)

指名が予想される選手:二階堂瑠美(連盟)

この選手を指名すべき:(もう瑠美でいいんじゃないかな)

制作を委託している番組の関係からか、亜樹を軸に連盟で固めた風林火山。レギュラーシーズンを1位で通過しファイナルシリーズは惜しくもドリブンズに交わされたものの、近年苦しんだ滝沢が主要3タイトルで全て3位以内に入り4位回避率のタイトルを獲得するなど復活を印象付けた。

レギュレーション確定前は年齢の近い内川だ、いや瑠美だ猿川だと騒がれたが契約更改を正式に控えた6月半ばに週刊誌に亜樹と勝又の不倫疑惑が報じられるという失態。直後のファンミーティングにEX側の関係者が姿を見せないなど不協和音が漂ったが結局は既定路線の契約更改に落ち着いた。おそらく内川は残っていないだろう。今回の一件で独身男性の指名はないだろうし、女性が入るにしても亜樹の後塵を拝す事になる。余程Mリーグに色気のある選手でない限り指名されても男女問わず苦い顔をしそうである。やはり瑠美か、あるいは指名なしの未来もあるだろう。今年も3人でやる、というのが案外平和かもしれない。

赤坂ドリブンズ

所属選手:園田賢村上淳(最高位戦)、鈴木たろう(協会)

指名が予想される選手:愛内よしえ(協会)、西嶋千春

この選手を指名すべき:丸山奏子(最高位戦)

園田、村上、競合の末に鈴木たろうと若手も女性もいない脂の乗り切った3人で構成し、レギュラーこそギリギリになったもののファイナルシーズンではたろうが大爆発、他2人も大きくプラスし殆どを連帯で終えて優勝を飾ったドリブンズ。前評判通りの優勝であった。

王者として迎える今期は女性選手を指名するこtになるが、監督も発言している通り最終巡目で実力も兼ね備えた女流が残っている事は考えにくい。愛内や村上と施設リーグで関係が深い西嶋が候補になるだろうか。ただ、監督の言通り育成も兼ねて、と考えればより若く有望な選手になっても不思議ではない。丸山などはいい例だろう。

 

今回はウェーバーということもあり、女性が必須となる3チーム、特に上位のドリブンズは相当な制約を受けることになる。しかしながら連盟単のチームにしてもKADOKAWAセガがいる事により綺麗に指名が進む、とも考えづらい。競合こそ発生しないが自チームが欲しい選手よりも相手が欲しいチームを指名する、ということもあり得るだろう。特に2018年ドラフトでも魚谷を一位指名して周囲の度肝を抜いたセガサミーの指名に注目が集まりそうだ。

(文筆:水戸岡)

 

実際のところ角川は連盟単で内川指名だろうなと思う

EXのあたりから露骨に投げやり気味になってますが、実際この巡目になると他チームの指名に左右される部分が大きすぎるので記事形式で書くのも辛くなってしまったのであった・・・

で、この見出しについてですが。2018シーズンで指名された、というか連盟単で分配された3チームの選手と、連盟単でないチームに指名された白鳥、魚谷との違いというより、明確に森山会長が打ち筋を度々批判していた事がある選手は他チームでもいいけど、連盟としてプッシュしたい選手、連盟の作法に忠実な選手は連盟単で固まっているわけです。

そこで今年の指名有力選手内川幸太郎。現タイトルホルダーでもあり間違いなく連盟の押したい選手。新チームがなければ雷電で処遇して連盟単に組み込めますが新チームが出来たということは指名される可能性があるということ。果たして内川を連盟単でないチームの看板として流出させていいものか?

そう考えると(僕は考えたくないですが)新チームのKADOKAWAには当然連盟がアプローチ。KADOKAWAだって看板選手は欲しいし当然内川を要求。

内川、岡田(和久津)、H柴田or前田or藤崎or...

みたいなチームができあがってしまうと予想しております。僕としては連盟単チームは1.2チームあってもいいけど3はかなり多いし4はどうなんだろう…という考えですが。ちゃんと全団体見まわしてチーム作ってほしいというか、チームワークはあるものを利用するんでなくて作るものだろ!お前甲子園やってるとこのチームだろ!というか。外れてくれるといいんですが