今更レビューその2 KBEAR HI7

 

f:id:mitoka_mochimono:20200116200138j:plain

結局越年したわけで。
こちらはKBEAR Hi7のレビューになります。kinboofiショップブランドのイヤホンということになるのでしょうか。
ショップブランドイヤホンを取り上げるのは初めてになります。
11月のアマゾンタイムセールで7200円で購入しています。普段のタイムセールであれば7000円台になれば買い、というところでしょうか。
1DD+6BA構成の多ドラハイブリッドながらボーカル帯域が良いということで手を出してみました。

 

〇外観など

f:id:mitoka_mochimono:20200116200208j:plain

なかなかこじゃれたパッケージで到着します。ベロア調のケースが付属しています。

 

f:id:mitoka_mochimono:20200116200241j:plain
f:id:mitoka_mochimono:20200116200244j:plain
f:id:mitoka_mochimono:20200116200248j:plain
イヤホン本体は7ドライバも入っているとは思えないほど小型。背面には無数の孔があります。



グレーとブルーの2色がありますがブルーを購入。ダークブルーというほうがいいのかな。梨地仕上げで高級感もありますが背面に空いた孔をどう見るかで分かれそうです。
ケーブルは撚り芯のOFC線のようで癖にならず取り回しは良好。チューブでの耳掛け加工がされています。MMCXでのリケーブルが可能です。


〇曲を聴いての評価
いつも通りXDP-30Rに3.5mmメス⇒2.5mmオス変換ケーブルを用いてバランス接続し、ACGモードを使用して再生しています。
イコライザはflat設定、アップサンプリングやHi-Bitは使用しませんがBass Enhancerのみ1(オフ~最大5段階)使用しています。


また、今回からスマホアプリ「SEVEN's CODE」のYouTube公式プレイリストからも曲を選びますが、そちらを再生するスマートフォンとしてLG V20 PROを購入しています。

f:id:mitoka_mochimono:20200116200338j:plain

いくら評判のいいDACスマホとはいえ、わざわざ買うかね。


一時期ドコモの端末購入サポートで480円とかで投げ売りされていましたが、スマホとしては異例の専用DACを搭載し実際iPhoneで聴くよりも良好な音質で再生できたので採用しました。
なお、設定からHi-Fi Quad DACをを有効にすることで通知バーにアイコンが現れ、音量を75段階設定できるようになります。

 

イヤーピースですが、DeepMountの浅挿し(ただし外した時にシェルから外れて耳内に残りやすい)かSednaEarfitの浅挿しが良いと思います。
今回はSednaEarfitのM/MLを使用して聞いています。NO.3 Tiのあたりから左右の耳穴が違うことに気づき、左右でサイズを変えるようになりました。最近はこの設定がお気に入りです。

Secret Daybreak(M@STER VERSION)/速水奏(飯田友子)&新田美波(洲崎綾)

www.youtube.com


11月のナゴヤドームで先行披露され、直後にデレステにも実装された曲。
哀愁系ポップスナンバーでピアノのアルペシオとサビのユニゾンが非常に美しい曲になっています。
ボーカルの押し出し方がいい感じでユニゾン部分も明瞭に聴き分けられ、すっきりと聴かせてくれます。
後ろのピアノの質も非常によく、この曲に関しては良好に聴けます

最後の恋/GARNiDELiA(G.R.N.Dより)
同アルバムの最後の曲であり直球のバラードナンバー。
ボーカルの艶は良く表現できていて心地いい。BGの中でヴァイオリンとギターのストリングがもうすこし響きを持って
鳴らしてくれるといいなと思ってしまう。多分HeavenVIでも比較で聴いてしまっているせいですが、十分によく聴ける感じです。


Satellite System feat.Diana Chiaki/GRATEC MOUR(crossbeatsREV.サウンドトラックより)

www.youtube.com


crossbeats REV.のロケテからキラーチューンとして設定されていた楽曲。変拍子と浮遊感のある展開が宇宙を想起させます。
本当はソロアルバムに収録されたフルバージョンを使用するはずでしたが、毎度ながら発送が遅延して間に合わずやむを得ずサントラ盤を使用しています。
メインフレーズやモールス信号音の地帯ですっきり鳴らしすぎている印象。低音の量はあるものの響きが少なく音が早めに収束するhi7との相性は微妙と言えそう。

TΗΞ ƧΞVΞИƧ Ͻ∅DΞ/Feryquitous(SEVEN's CODEより)

www.youtube.com


最後にSEVEN's CODEからタイトルがド直球な同作を象徴するナンバー。暫くは準固定曲として扱う予定です。
FeryquitousはCROSS×BEATSにも以前も取り上げたSesteaで参加していましたが、今回は実質トップナンバーの曲を託された格好。
分離の良さと煌びやかな高音の良さが効いていて相性は良好だと思います。打ち込みとの相性はいいかと。
その他の曲を聴いていくと、「KERBEROX/BlackYooh vs. siromaru」のような曲ではちょい腰高になるというか、重低音分に物足りなさは感じてしまいます。


音ゲーでの使用、その他取り回しの扱いやすさ
特にタップ音が刺さったり特定の曲で耳にキツくなったりはせず耳への負担はないと言っていいかと思います。
付属ケーブルの装着感や取り回しも良好で特に問題になることはないかと思います。長さも適度、かつタッチノイズも少ないです。


〇最後に

f:id:mitoka_mochimono:20200116201437j:plain

次回予定のHif4881をセットした図。一応期限切ったので1/19までに更新するはずです





Hi7は開放型を採用することによって音場を広くしつつ、多ドラにありがちな繋がりの不自然さを抑えた自然に聴きやすい
ハイ上がりの弱ドンシャリイヤホンでした。
通常の弱ドンシャリにはあまりないいい感じの抜けの良さ、音場感がアピールポイントだと思います。
多BAにあるような情報量で攻めて来るようなイヤホンが所望である場合はほかの選択肢があるかと。

なお、このイヤホンを使用して次回はHif4881リケーブルの記事を作成する予定です。