
前置き
finalから新しいフラッグシップイヤホンとなるA10000が発表されました。
昨年に終売となっているA8000を置き換えるモデルであり、これまで技術的に採用が難しかったダイヤモンドを振動版に新たに採用、その他独自構造のステンレス切削筐体やMMCXコネクタの採用など同社の技術力を詰め込んだ製品に仕上がっています。
4月末のヘッドホン祭にも出展され、概ね「音色自体は普通だが基礎性能はすこぶる高い」「A8000でやや微妙だった横方向の音場が改善されている」といった意見が耳にされてお値段\398,000(税込)。6月の販売開始に向けた予約が始まっています。
そんな話題を目にすると、またしても手元のA8000に何かをあてがいたくなり…ここ最近はfinal純正のシルバーコートケーブルでしたが、これも最近はバージョンアップを繰り返している?ような話も。色々考えたものの買い足したのがNICEHCKのDragonScale2。「音が太くなる」「解像度が高い」といったワードを目にしたためです。DragonScale2 LTDという派生の限定モデルも出ていますがそちらは2Pinだけなんですよね。NICEHCK本体ではなく再販店のKRHIFIから4月下旬に買いました。3月のほうが安かったんじゃないのって言われそうですが、3月より10円くらい円高に振れていたため3月と変わらない相場で買えました。欲しくなった時が買い時ということで。



今回は短評ということで、軽めに聴いて変化を確認してみました。
レギュレーション
もちろんイヤホンはfinal A8000ですが、リケーブル前のケーブルはfinal純正のシルバーコートケーブル(4.4mmバランス)となります。イヤピはカスタムイヤピ(BitSound製)です。最近装着し続けていると右耳だけ徐々に痛くなるような。。。
再生機器はNW-ZX707のW.ミュージック(純正)アプリで特にイコライザの設定はしません。
今回は以下の曲です。
レビューが前後しまくっている影響で、本来はもっと前に出てくるはずのGENESiS RE:BUiLD 01や02をすっ飛ばして03の収録曲で聴いています。
固定曲
・Ascendanz/Void
(crossbeats Original Soundtrack~crossbeats REV.シリーズ・セレクション~プレミアムBOXより)
これがあるので電子音のトランス系統が変動曲に採用され辛い。GENESiS RE:BUiLD 03の収録曲で言えばGet Rockin'やら。
・サンカヨウ/ユアミトス
(SEVEN's CODE ZERO Vol.4より)
https://linkco.re/PzeqZfya?lang=ja
・Also sprach Zarathustra, Op. 30, TrV 176 - I. Also sprach Zarathustra. Sonnenaufgang(以下クラシック)
昨年特に必要もないだろうに買ってしまったDSD音源。宇宙みを感じるアレです。
もっと前から作成中のレビューにも使用していますので書くことが適当になっているという。
変動曲
今回全て「GENESiS RE:BUiLD 03」からの採用。まだbandcamp他ストリーミングサービスへの配信は始まっていませんが、02までは配信がされているのでそのうち始まるかと。
クロスフェードは以下
・SMILE MANIA/HiiT FACTORY
(GENESiS RE:BUILD 03より)
HiiT FACTORY(ヒットファクトリー)は2023年より活動しているボーカルのAiru,ダンス/ラップのReyuna,DJ及びダンスのYuzukaから成る90年代の楽曲をテーマとした音楽グループ。Wikipediaに詳細な来歴あり。HIT FACTORYでもHiT FACTORYでもないが読みはヒットファクトリーである。
曲名やゲーム内での楽曲ジャケットイラストからも連想される通り、某ダンスゲームにおける初期のヒットナンバーをそこはかとなくオマージュした感じの曲調となっている。作曲はTatshであることが公表されているが、本アルバムから本格的に参画となった氏は本アルバムにはマッシュアップを含めると5曲も新曲を書き下ろしており(2曲をマッシュアップして1曲にしてるから実質6曲だな)氏の健康面を筆者は不安視している。
・孤独と衝動/セガール大佐 feat.北条響
(GENESiS RE:BUILD 03より)
セガール(AXTORMへの楽曲提供は「セガール大佐」名義)は日本のギタリストで、日本のドラマやアニメ等の劇伴曲の演奏や作編曲を手掛けている。JBG音楽院の出身(つまりTatsh繋がり)で、履修生時代に作曲した曲が太鼓の達人シリーズに収録されている。
公式X:
Tweets by segarl000 x.com楽曲は典型的なJapanese ROCKとなっている。
・Lunatic Survivor -metamolphose-/NAOKI underground
(GENESiS RE:BUILD 03より)
マッシュアップを除けば今回のアルバムでは唯一のNAOKI名義曲。なおゲーム内での同曲の名義は"一二四"。変名義を使用しても後からフォローする方向をレーベルが示したのは個人的には有難い。どれが自分の曲か解らなくなるくらい曲を書く御方なので。
実際に曲を聴いての感想とお後
2Pinなら挿しなおして交互に聞き比べるんですが、A8000はA10000程でないにしても自社設計の高精度MMCXを採用しており、更に自分はカスタムイヤピまで使用しているので、リケーブル前に3周程度程度聴きこんでから交換して聴きました。
Ascendanzやクラシックではそこまででもなかったんですが、GENESiS収録曲に差し掛かるとキックやベースの低音部分の主張が多めになり、だからといってサンカヨウや上記に挙げてない刺さり確認用のステステやStrayerでも耳つんざきっぷりがまろやかになったりせずぶっ刺さってくるところは健在、じゃあ歌もののボーカルが引っ込むこともなく寧ろ艶めかしさが強くなるという絶妙な塩梅で噛み合った鳴らし方に化けました。
というわけで、漸く?A8000の終着が見えたこともあり、今後もA10000の事は聞かなかったことにできそうです。まあ、A10000がアホみたいに値崩れしたら考えるかも。。。