SHANLING M6PROで優勝していく話


購入から1か月以上たちましたが、SHANLING M6PRO(とM6無印)の記事になります。

 

購入動機

XDP-30Rをメインで使っていたのですが、ストリーミングが貧弱なためセブンスコードのYouTubeプレイリスト用に試しでV20 PROを導入していました。
で、改めてAndroid DAPを買おうという気になったのですが、調べてみるとこれまた選択肢が色々あって大変。
ですがGooglePlayに対応、かつ2.5mmバランスに対応となると中古のDX160やR6あたりになり、これらはちょっと操作性に難があるとのことで
しかし現行製品で2.5mmバランス対応品は減ってきており、ならば将来的な乗り換えを考慮して4.4mmバランスにも対応した製品にしようとなるとM6とFiioのM11あたり。
最終的には代理店さんの信頼度の高さでM6にした次第です。
一週間程度使って満足してましたが写真撮影データをスマホごと失って書く気を失い、使い始めて二週間後にはM6 Proが発表。
アンバランス接続時のシングルDAC-デュアルDACモード切替機能を引っ提げての上位機種になります。(M6でもDACデュアル駆動するって謡ってるとか言わない)
結局8月になったら買ってました。M8?も出るようですがなんか面倒な機構をしてるようなのでさすがに買わないと思います。

写真でチェック

f:id:mitoka_mochimono:20200912235009j:plain
f:id:mitoka_mochimono:20200912235013j:plain
f:id:mitoka_mochimono:20200912235019j:plain
f:id:mitoka_mochimono:20200912235140j:plain
f:id:mitoka_mochimono:20200912235144j:plain
f:id:mitoka_mochimono:20200912235148j:plain
f:id:mitoka_mochimono:20200912235151j:plain

 

f:id:mitoka_mochimono:20200912235215j:plain
f:id:mitoka_mochimono:20200912235216j:plain


M6とM6 Proの外見上の違いは色の他に右上の角が丸められているか否か。丸められているほうが伝統的なSHANLINGのデザインだそうですがバージョンアップに伴い体積を稼がないといけなくなったのでしょうか。なお、M6 Proは後にブラックのカラーバリエーションも発表されています。

自分はサードパーティー製のTPUケースとミヤビックスのTPUフィルムを前後貼り付けて運用しています。そんなに持ち出すわけではないんですけどね…M6のときも同様に買っているのでなんとも。Amazonに出てる分もちゃんと右上の角の部分に対応しているので安心されたし。

なお、Quick Charge3.0に対応するとされていますが、実際にUSB-AポートがQC3.0に対応するBaseus 65W GaN充電器を使用すると6V2Aとかいうよくわからないプロトコルで充電されていきます。9V2Aとかなら解るのですが…この充電傾向はM6無印でも同様です。

音質チェック

今回はアンバランスのほうだけで見ていきます。時間を作ってバランスも追加したいですけどね。
M6 ProについてはシングルDACモードです(デュアルDACモードとの比較は次項で)
イヤホンは前回の記事からそのままA8000を使用、イヤーピースはSednaEarfit XELASTECのMサイズになりました。再生アプリは前回同様Neutron Music Player(NEON版)を使用しています。
楽曲はA8000のレビューから約束、Gekka、STARDUSTを流用しつつ一部入れ替えました。続き曲とストリーミング楽曲に外れてもらうことに。
まず違いとして、自分の耳だとM6の音量45とProの音量30がほぼ同程度の音量に聞こえます。
音質的な違いとしては、全体的には中音域に厚みというか強調された感があるのがM6、フラット気味なのがProということになるでしょうか。あとM6は近くで鳴ってる感がProより強め。


約束/Roselia (single,96kHzハイレゾ)
3:00以降、間奏に差し掛かったあたりからで聴いています。
M6ではやや近い位置でボーカルが定位します。M6PROは空間が広いというか、少し全体的に遠くで鳴ってるように感じる傾向。
ドラムの速度感というか、音のキレはProが優秀に感じます。よりタイトになる感じですね。

Gekka(Original Mix)/Nhato(Rinne EPより)
https://www.beatport.com/track/gekka-original-mix/10000043
2:10~4:40あたりの静かになってから再びアガっていく箇所でみています(上記でもほぼ同じ箇所を試聴可能)
そこまで大きい違いを見いだせず。M6で中間域が少し厚めになるのでこっちのほうがこの曲は楽しく聴ける感じだったりします

STARDUST/MINIKOMA☆(MINIKOMA☆より)
https://shop.attackthemusic.com/album/minikoma
↑短いので全編通しで聴いていきます↑
この曲もGekkaよろしく聞き比べし辛い感じ。M6だと若干ピアノの鳴りが煩い感じはします。

(Where's)THE SILENT MAJORITY?/高橋優(高橋優 BEST 2009-2015 笑う約束より)
BREAK済の(NEXT BREAK ARTIST杯当時からかなり売れていたという意見はその通り)高橋優ならクレしんとかメジャー2ndとかいくらでも選びようがあるはずですが、ここはそういうところではないので。これも短いので全編通しで聴いています。
M6に比較してProはボーカルが少し遠くなる印象。ただ、ドラムの速度感と分離の良さはProに軍配が上がると思います。
ノリよくボーカルを聴きたいならM6が有利ですが、ドラムやギターにも注目したい場合はPROを選びたい。

あらかねの器/藤原肇(CV:鈴木みのり)(THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER056より)
『SEVEN's CODE-セブンスコード-』にてウルカとコニを演じて下さった鈴木みのりさんのデレステキャラソングが発売中!


こいかぜを彷彿とさせる壮大な曲(まあ作曲椎名豪だし)かつキーや転調含めて歌唱難度高そう。相手見て作曲家選出してるんでしょうか。2:00以降で聴いています。
この曲に関しては曲作りが作用する部分が大きいのでしょうが、空間の広さの違いがかなり分かりやすいです。ボーカルの輪唱部分やバックコーラスにあたる部分が顕著。Proはちゃんと遠くで鳴ってくれます。さらに後ろのドラム音が一音一音分離して拾いやすい。

デュアルDACモードとシングルDACモードと聞き比べてみる

全体的に言えるのはシングルDACの時よりも音場が広がるということ。音量が変わる感じではないですが、音に力感が出る感じです。

約束、(Where's)THE SILENT MAJORITY?
共通してギターに残響音が乗るような感じがちょっとしたのと、ボーカルが遠目だったのが少し前に来る感じです。

Gekka(Original Mix)、STARDUST
全体的に音の抜けがよくなり、スッキリした感じに鳴りだします。ここからだとM6との変化も結構分かりやすいですね。

あらかねの器
バックコーラスの距離感が強調されるようになります。後ろで鳴るコーラスはちゃんと奥まったところから鳴る感じですね。
つまりDualDACの意義は奥行きの表現がうまくなるところにあるんだと思います。


最後にオファーのお知らせ

そんなわけで、M6からProにアップグレードして総合的には満足しています。とはいえM6の実力が低いわけではなく、音場が左程影響しなさそうなJ-POPや音圧強めな曲であればProよりも楽しく聴けるのではないでしょうか。
手持ちにHD650のようなインピーダンスの高いヘッドホンがあるわけではないので実際には試してないのですが、この手のヘッドホンも駆動させられるスペックもありますし。
XDP-30RのACGモードとは少し違うのですが、デュアルDACモードの存在もうれしいですね。
NowPlaying4Droidを導入してジャケット付きツイートもポンポンやれるようになったのもいい(?)
当面A8000+M6Proで優勝し続けられそうです。

で、余ったM6無印なのですが、処分したいので引き取ってくれる方を探しております。
箱含め付属品は全て揃っており、本体以外は未使用の状態です。使用期間は4月から週に1回1時間~3時間程度使用になります。(使用できない週も多く…)
ミヤビックスのTPUフィルム両面(本体に貼付け済)、TPU製のケースもお付けして代金引換45,000円+送料着払いでお願いします。
ご希望の方がいらっしゃいましたら、@mitoka_designまでダイレクトメールでお願いいたします。