2023年のオデ供養①SeeAudio YumeIIとKinera Celest PhoenixCall

昨年は何気にイヤホンを3本買ってまして、購入報告→エージングする→理由をつけて評価しない
まま2023年が終わってしまったわけです。例外はSIMGOT EA500くらいですがこれ2022年12月に国内版を買ったものなんですよね。
で、2024年も2月が終わろうとしていると。

YumeIIとPhoenixCall(左)とA2Pro(右)

そんなわけで溜まったイヤホンがこちら。
・SeeAudio Yume2(eSiq施工)
・SeeAudio Rinko
・Kinera Celest PhoenixCall(2,3年開封してなかったEcleaRを使用予定)
全部100時間程度鳴らしてみてから試聴してみたのですが、Rinkoについてはいまいちいい感じがせずお蔵入りに。
お蔵入りの理由というのが「傷つけちゃうのが怖いからeSiqするまで寝かせる」というもので金属イヤホンにeSiqをかけようと2023年1月にeイヤホン日本橋店に赴くも、たまたま担当者が病欠で当日施工対応を受けられずそのまま持ち帰って12月に郵送で対応するまで放置し続けていたというもの。使ってなんぼやろ特にEA500とか。
その間音楽鑑賞は月一でotographicのセッションをスピーカーで聴く程度になっており、11月にCxBのトリビュートアルバムが発表されても、何故か謎の存在ということになっていたOCOT氏がotographicレーベルからアルバムを発表しても、CDを買うだけ買って寝かせている…という状態が2023年中は続いていました。まあ年初に書いた引っ越しと家具揃えに気がいっていたわけです。

正月休みを機に、昨年一番普段使いイヤホンとして使用したLZ A2Proと改めて比較してみることにしました。
基本的にEA500とYume2/PhoenixCallをとっかえひっかえして聴いてみてます。EA500は黒ノズル(初期装着ではないほう)を使用。

〇付属ケーブルでの比較

各製品付属のケーブルで聴いていきます。
再生にはSHANLING M6Pro(DualDACモード)を使用、再生ソフトはneuttronです。イヤーピースはSednaEarfit maxで統一しています。

安里屋ユンタ(24bit/96kHz)/上間綾乃
ソニーストアでWALKMANを試聴するとプリセットで入っている曲。
別に書く予定ですが開発者によれば「1分半くらいまでのピアノや環境音を特に聴いてほしい」(意訳)とのことでしたのでその部分を繰り返し聴いています。
Yume2とではYume2のほうが空間が広く、響きが心地よく感じられますね。、
PCに比較を変えるとA2より出だしで高解像度!って感じで殴ってくるのですが、なんかはっきりしすぎも良くないというか…ピアノや環境音もなんか不自然に明るいですしね

・Isosceles(GAME VERSION)/小日向美穂(CV:津田美波)、藤原肇(CV:鈴木みのり)

www.youtube.com


ソラーナ・チーカのほうがイベントエピソードが面白そうだったんだけど…とかいう先入観をいい意味で打ち崩した前向きな三角関係を歌い上げた名曲。Brand new!!依頼久々にCDを買いました。
Yume2とではユンタと傾向は近い。リズムはドラムンベースですがストリングスとボーカルのユニゾンを味わううえではYume2が上か。
PCとではPCのほうが少しボーカルが遠目か。両機種とも音の輪郭を強調する傾向ですが問題なく楽しく聴ける範疇。

・Signals From A Distant Star/Nyolfen feat. Minghua

omnisetrecords.bandcamp.com


氏の曲ではFrgmntsがとにかく好きなんですが、メロディーラインはその流れを継ぎつつも
氏がCxB以降に制作してきたミニマルとの融合を試みた一曲に。
イントロとアウトロの空気感、1:00前後から始まるミニマルフレーズとボーカルとの絡みとどんな機器がハマるのか想像がつかない…
Yume2との比較だとボーカルの艶感でYume2がやや上回るもミニマルフレーズの音の分離の良さや空間表現でA2のほうがリードしている印象。
PCとの比較だとPCの特徴が悪い方向に出るというか…ミニマルフレーズの部分が強く出すぎてボーカルが引き気味に聞こえますし、イントロの部分も少し不自然に聞こえてくるんですよね。

・Neverpolis/Tosh

omnisetrecords.bandcamp.com


歌ものばかり入れてもなので暗めのトランスも。
Yume2との比較だとYume2は低い音が少し腰高に聞こえてしまう感じです。
PCと比較すると高い音の鋭さの表現がPCのほうが強めですが低い音の力感はA2のほうがあるのかなというところ。


〇リケーブルしての比較

NiceHCKが2022年の1111で販売していたSuperBlue(と同等品)に統一して聴いてもみました。2本目は別経路から買って揃えた。
そういえば2023年はBlackDawnを販売しましたが、これは注文さえ別にすれば2本買うことができて拍子抜けした記憶。
どの曲に関しても意外と付属ケーブルからそこまで印象が変わらず、あまりケーブルで誇張してる感じでも
SuperBlueが色付けする感じのケーブルでもないんだなという所感。
下支えがD'n'BなIsoscelesではA2が低音の音量・質ともに強調が強めな印象。
Signals From A Distant StarでもA2だといわゆる濃い音に、他はややあっさりめになる感じか。

安里屋ユンタ(24bit/96kHz)/上間綾乃
Yume2とではYume2のほうが音場が広い表現になる点は変わらず。

・Isosceles(GAME VERSION)
Yume2とではA2はよりボーカルが近くD'n'Bの音の強調が強い、Yume2は少し遠目で聞こえる形。
PCとではA2のほうが低音の強調が強い。PCは低音はそこまでの強調はないがボーカルが近く鳴る感じ

・Signals From A Distant Star

・Neverpolis
Yume2,PCともに付属ケーブルと同様の印象に落ち着く。

 

〇とまあ聴いてみたんですが

自分にはかなりA2Proが相性良いんだなぁと。普段使いは全部A2Proで今後も推していこうかと。

さて、実は後2回分2023年にオデネタを忘れてきたのですが、これらも溜まっているんですよねぇ…さ、少しでも聴いてこよ…