このブログを書いてたらデレステのイベント終了日を一日間違えました。水戸岡です。
9月24日にiPad mini6が発売されました。
レビューなんざ記事で動画でいくらでも転がっているので、普段iPad mini5にやらせていた音ゲー用途でどのような変化があるかをメインに書いていきます。
画面比率については各ゲームアプリの対応状況は壊滅的。対応を待つしか
iPad mini6は画面比率が横長になり、mini5の4:3からほぼ3:2に変更となりました。
Androidタブレットに多い16:10の比率に近くなり、YouTubeなどでは表示領域が広がりより大画面での視聴が可能になりましたが、手持ちのゲームアプリでこの画面比率に対応しているアプリはありませんでした。いずれも左右に黒帯が出てしまいます。
いずれはmini6の画面比率にも正式対応するとは思われますが、アプリの運営次第でしょうね。
判定範囲の変更には注意が必要かも
画面比率が正式対応していない現時点においても、各アプリでレーンやタップ範囲はmini5よりわずかに広がっているのが解ります。
ダンカグやガルパなどのように隣のレーンをタップしても多めにみてくれるものであればそこまで影響はないと思いますが、スクフェスやデレステのように(実際にはアイコンより判定範囲は広いにしても)判定位置がアイコンになっているゲームにおいては少なからず影響があるのではないでしょうか。
ステレオスピーカーとイヤホンジャック非対応のトレードオフ
今回からスピーカーの位置が増設され、横持ち時に左右からステレオスピーカーとして鳴るようになりました。音量も取れるようになり、格段に没入感がアップしています。
一方でmini5までにあったイヤホンジャックが省略されてしまいました。miniであれば持ち出しの機会も多いはずで、移動中にさっとイヤホンで音ゲーを始められなくなったのは大きなマイナスと言えます。
一応ちゃんとした変換アダプタを選べばアダプタ経由でもスピーカーでのプレイと比べて遅延を気にせずプレイすることが可能で、私は手持ちのiBasso DC04を使用してみましたが挿しただけでイヤホンとして認識し、判定もズレたりせずプレイできました。
DC04は終売なので、後日Google公式ストアで売っているTypeC-3.5mmジャックでも検証したいと思います。
○処理能力は格段にアップも…
mini5のA12からmini6はA15 Bionicとなりました。mini5のレビューでも「mini2以来の最新世代iPhoneと同じCPUを搭載」と評しましたがmini5の発売自体はiPhone XS/XRより半年遅れであり、iPhone13と同日発売であるmini6は真に最新世代と同一のタイミングで発売された最新世代と同じSoCを用いたiPadと言えます。
半導体不足の影響で歩留まりを良くするためなのか、iPhone13ProをフルスペックとするとiPhone13はGPUを1基無効化、mini6はGPUはフルスペックと同等であるもののCPUの動作クロックを落としていますが
現時点で最強の(M1は少し違うとして)モバイル向けSoCで現時点で動かないゲームというものはないでしょう。
最も、mini5のA12でもプロセカの3D高画質やら原神やらも余裕で動くわけで、今後のサポート期間を少しでも長く、というのでもない限りmini6にこだわる必要性もそこまでないかもしれません。
そのほか
スクリーンショット撮影が「TouchIDボタンと音量+ボタンの同時押し」に変更されています。
横持ち時にホームボタンと電源ボタンで撮れていたmini5と違い、とっさにリザルトやフルコン演出のスクショを取ることはかなり困難になっています。
また、ホームバーを無効化できるアクセスガイドは引き続き使用できますが、解除方法はmini5と違い「TouchIDを登録した状態でTouchIDボタンを2回押す」に変更されています。
なお、TouchID(mini5で言えばホームボタン)3回押しのパスコード入力はmini6では画面に表示されるもののパスコードの入力を一切受け付けないというバグが現在のバージョンではあります。(mini5でいえばホームボタン1回押しに対応する)TouchIDボタン1回押しは電源オフ動作と被るためかアクセスガイドの解除としては機能せず、私も一度手詰まりになってしまいました
アクセスガイドの解除はTouchIDボタンを2回押しましょう。
mini6はスピーカープレイ時の音周りはいいのですが、イヤホンジャックの省略で持ち運び時のプレイには一手間かかるようになってしまいました。
mini5からの移行は上記デメリットを勘案するとやらないほうがないと言っていいと思います。逆に今からiPadを検討する人にとっては今からでも手に入るところがあればmini5でも…と言いたいところですが、GIGAスクール構想の余波かmini5についても品薄みたいでなんとも。