audiosense T800 (self pay) Review

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audiosenseのフラグシップイヤホン、T800のレビューになります。
audiosenseは例によって(?)中国のイヤホンメーカーになります。日本に代理店があるわけでもなく、Twitterアカウント開設も2019年末と露出が多いわけでもないのですが
knowlessのBAドライバを専用カスタム含む片側8個積んで298ドルというコストパフォーマンスの良さで一部で売れていました。
その一方で特にサンプル提供やレビュー依頼が行われていなかったのか、日本語で書いたブログ記事はGoogleでは見つからない、T800のAmazonレビューも2019年中には1件もなかったというイヤホンでした。
今年になってからaudiosenseはDT200という2BA+コンデンサ構成のイヤホンを日本向けとして発売し、サンプル提供を行っているようです。


自腹で春節休み前の1/12にaliexpressの公式ストアから注文し、翌日に支払を済ませたのですが、17日には到着。FedExは早いですね…新型コロナウィルスが騒がれている現在もFedExは動いているようで、今の時期に発送されて到着したという書き込みを確認しています。

 

〇箱詰め、外観など

 

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とにかく厳重な梱包。製品本体とは別に同社で販売している8芯純銅線ケーブルも付属していました。

 

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さらに外箱を開けた中にも防水対応の強化プラケース。この中にイヤホンと小物類が入っています。

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製品本体の付属ケーブルは8芯銀メッキ。SMLサイズのシリコンイヤピに加えてウレタンが3組、掃除用のブラシも付属します
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かなり大型。MMCXコネクタ近くに穴が開いてます。デザイン重視なのかLRを記載してないのが難点

 


とにかく頑丈に梱包された状態で到着します。FedExの袋を破いた先にも紙袋、段ボールを開梱する必要があり、ここまでしてやっとプチプチに覆われた外箱が現れます。内箱を引き出すとプラケースの中にイヤホン類が入っています。防水とかいう話ですが大きすぎるので万全の梱包用でしょうか(単品で売ってるけど)。

シェルは大型なものの形状がいいのか自分の耳にはぴったり収まります。ノズルにフィルタがついてないためにブラシがついているようですが、finalのフィルタ等で覆うのも手かと思います。若干低音が強くなりますが。またかえしの部分がないため、軸の柔らかいイヤーピースだと外れやすいので注意が必要です。

付属ケーブルはプラグ部分が少し安っぽいもののケーブルはかなりしっかりした8芯の銀メッキ線。おまけの純銅線も同様の8芯で、MMCXプラグ側の処理やケーブル編み込み等はYinyooやNICEHCKの格安8芯と比べてもより品質がいいと感じられます。プラグ側が安っぽいのだけはどうにかならなかったのだろうか。

 

曲を聴いての評価

いつも通りXDP-30Rに3.5mmメス⇒2.5mmオス変換ケーブルを用いてバランス接続し、ACGモードを使用して再生しています。
イコライザはflat設定、アップサンプリングやHi-Bitは使用しませんがBass Enhancerのみ1(オフ~最大5段階)使用しています。
また、INSPIONについてはLGのスマホV20 Proを使用してAmazon Musicアプリより、セブンスコード楽曲についてはYoutube Musicアプリより再生しております。
イヤーピースはAET07のMサイズを選択しています。また、ケーブルは製品パッケージ内付属の銀メッキ線ではなくパッケージ外に一緒に梱包されていた純銅線を使用しています。銀メッキ線だと高音の主張が多少強くなりますが、音量のわりにかなり刺さる音になってしまうためです。わざわざパッケージとは別に付属させるくらいなので純銅線のほうで聴いてほしいのだろうということでチョイスしています。

総じて低音よりかつ8BAを活かした濃密な音、いろんな音がいっぺんに襲ってくるのが解る感じのイヤホンです。高音はやや細いものの非常に音の伸びが良いためか、純銅線にしても刺さりが気になる人は気になるのではないでしょうか。私も曲によっては刺さりを感じました。ボーカルの帯域はこれ以上低音が強いと遠く感じるだろうなという絶妙な鳴り方。低域は重低音まできっちりだしつつ量も豊富。情報量が非常に多いイヤホンですが音の主張はこの域が一番出てきてベースラインはいろんな曲で主張してきます。

 

Sign/内田彩(Ephemeraより)
アニメ「五等分の花嫁」のエンディング。先日こちらにミニライブに来た時も一曲目に歌唱してらっしゃいました。今後なにがしかと交互に1曲目で起用していくかも。

ボーカルのサ行が刺さる感じは人によっては感じられるかも、な塩梅です。すっきり聴かせるというよりはボーカル含めて力感を主張する鳴らし方になっています。

 

RE;MilkyWay(軌唱伝結より)

https://mora.jp/package/43000074/TCJPR0000147396/

www.youtube.com
CROSSxBEATSの初期に長期メンテ突入の詫びで収録された曲で、REV.にも稼働1か月経たずにゲーム部分の不出来ぶりを詫びるアナウンスと前後して収録された楽曲。アルバム収録にあたりなぜかセミコロンになっていますが正当なロングバージョンになっています。

ベースラインが主張しますが、オルガンやヴァイオリンと合わせて余韻は少なめ。ボーカルは近くで定位する感じですがボーカルを聴こうとすると少しBGが煩いと感じるかも。

 

INSPION/黒沢ダイスケ(BLACK ALBUM2より)

https://www.amazon.co.jp/INSPION/dp/B07FDGZGGC

www.youtube.com1月にSEVNE's CODEにも収録されたのですが、そのことに言及したりプレイ記録を共有する度にアーティスト本人がいいねを押してくるため、これを使えば重低音の評価できるんやで、ってことだろうということで採用。

ベースやギターリフで重低音をかき鳴らしているところの音圧が素晴らしく、かつカチッとした分離でドラムパートも細かく追える。ハイハットが相対的にか細く聞こえるものの音のキレはよく刺さってくる感じがあります。総じて非常に相性がいいです。

 

TΗΞ ƧΞVΞИƧ Ͻ∅DΞ/Feryquitous(SEVEN's CODEより)

www.youtube.com暫く固定で起用予定の楽曲。前回のHI7の時よりもベースラインの押し出しが強くなり迫力が増してきます(ブレイク前のベースラインとか)。ほか分離もよく高域も鋭いため少し耳にきつかったりはするのですが許容できる範囲かな。

 

音ゲーでの使用、その他取り回しの扱いやすさ

純銅線のほうであれば若干刺さるけど許容できるギリギリ、というところです。銀メッキ線だとデレステのタップ音などは喧しく聞こえるかと。
ケーブルは2種とも装着感や取り回しは良好。もともとのケーブルの素性がいいようでひとまず交換せずとも戦えるのではないでしょうか。

 

おわりに

久々に(?)高いイヤホンにぶっこんでみましたが、濃密でありながらも曇りを感じさせないコスパ高なイヤホンで良かったです。手持ちのイヤホンで1DDのno.3Ti、1BAのHeavenVI、ハイブリッドのA5と比較しても違うキャラ立ちをしているのでヘビメタやEDMあたりの曲で活躍できそうです。HiF4881に取り換えてみたところさらに派手傾向が強くなったのでKBF4814のほうがバランスが維持できていい感じでしょうか。

関西までいろいろ行ってきた話

雑スタイルでいきます。

 

久々に関西まで出てきました。

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行きは1便の名門大洋フェリーにしています。安い(3,980)とはいえ2等和室はマットレスがカーペットに毛が生えた程度なんでオススメできないですね。。。いまどき枕が角形だったり、マットレスが薄いカーペットに毛が生えた程度だったので

遅い便で行く場合は価格差もなくなりマットレスがそれなりになる2等洋室にしたほうがいいかと思います。部屋の端を取ればちょっとした個室感覚になりますし。

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わざわざ早朝着便を選んで時間調整して向かったのはサイゼリヤ梅田EST店。全国に3件しかないモーニングビュッフェを行っているサイゼだそうです。
事前情報ではサイゼらしいメニューは覚醒ミラノ風ドリアくらいだと聞いていたのですが、辛味チキンやパンツェッタ入りショートパスタ、ランチスープも提供されておりそこそこサイゼっぽさを感じられます。1100円也。

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いつものカオブレ関西大会の後は打ち上げに。ここではカオブレのうまいマンでノクターンノベルズ作家の大萩燦氏からPixelslateを試用。
iPad Proと違って縦持ち状態で上下2分割で運用できるのははいいですね。iPadだと左右に分割しかできないので。この状態は動画サイトとブラウザとの相性がいいと思います。iPadも上下分割対応しろ。

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宿泊先は動物園前のサンプラザIIで。共用スペースや洋室はきれいにリニューアルされており、普通に清潔感あるお部屋。北千住にもこの手のホテルはありますが、狭さ故の廊下の音が聞こえやすい点以外は問題もなくこれで3000円未満で宿泊できるのでいいですね。コンセントも2口+USBと不足を感じません。翌日近くのホルモン屋に入ると後からスナッパーさんが入ってくるサプライズも。

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日曜日は例によって三谷製麺所へ。今回の味噌ラーメンで三谷の季節限定のものは一通り食べ切った気がします。次に行った時はポミエとか攻めたいかも。

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さらにeイヤに行ってイヤホンを売却。1/3くらいは回収できたのかな。DAPのチェックもしてたのですが試したかったDX160やM6がなくてしょんぼり。
最後にG-palaあべので久々にクロスビーツをしてこだまで帰ったそうな。

I社のアームチェアに合う机を探してきた話

最近、こたつであぐらをかきながらパソコンに向かう、というのが厳しい気がしてきた。すぐ眠くなるし目の前テレビだし。

ということでマッサージ用のアームチェアに、タイピング時の強度を確保できそうな机を探してきた。

LITENStaD 折りたたみ 昇降式 角度調整 テーブル オーク×ブラック LSD-03-FLT-okbk

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まあまあデカいパッケージで届いたが、組み立ては机側に脚をつけるだけなので簡単だ(比較は6sPlus)。

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で、これが

 

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こうなる。(なんか照明も変えてるなこいつ)

 

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かなり幅が広く、13インチノートパソコンを展開した状態でさらにB5の単行本を開ける。
これなら自宅作業も捗るだろう。寝ころびブログ更新ともおさらばだ。

 

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机の真ん中に置くと揺れにくいぞ。スライド系の横揺れにはもともと強めなので安心だ

決して音ゲーをやりこむためではない(はず)

Hif4881単結晶銅線リケーブルのレビュー(2020/1/22追記)

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今回はイヤホンではなく、リケーブルの記事になります。
なお、この記事は、発売元のHiFiHearさん(@Qianqian_HRcase)のモニター募集に応募して記事を作成しております。

 

購入までの経緯

ここ最近悪いことに(?)リケーブルについてもやたら買い漁るようになり、タイムセールや11.11セールで単結晶銅ケーブルや合金ケーブルのセールを買い集めていました。
そんなところで2020年の年明けにHiFiHearさんのモニター募集ツイートを見かけ、恐る恐る申し込んでみたところ採用頂けるとのことで、購入させて頂いた次第です。
なおこのモニター募集の内容は記事を書くとディスカウントで購入できる、というものでタダになるわけではないです。

今回のHif4881は大量量産を念頭に、コストパフォーマンスを重視した単結晶銅線リケーブルということです。

 


さっそく、外観などを見ていきます。

外観など

 

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全景と分岐部分とスライダーのアップ。

 

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左からGCT4、HiF4814、Hif4881(本製品)、YYX4810、YYX4849。





DAPに合わせて2.5mmバランスケーブルを購入。明るめの銅色ケーブルになっています。コネクタ類は流行りのクロームメッキ調ではなく2018年以前から数あるカーボン調で、分岐部分も黒色のプラスチック製です。このあたりがコスパ重視ということなのでしょうか。
手持ちの4芯や8芯のケーブルとも比較してみました。1芯あたりの太さはGCT4と同等(被膜のプラスチックの分GCT4が太く見える)、4810よりは細い、というところでしょうか。

曲を聴いての感想(付属からのリケーブル編)

使用するイヤホンは前回の記事でも書いたKBEAR hi7になります。

mitoka-mochimono.hatenablog.com


製品付属のケーブルとHif4881を交互に聞き比べていきます。曲についても前回と同様のラインナップから『最後の恋』を除いた3曲で比較します。
但し、Satellite Systemについては前回間に合わなかったアルバムロング版を使用しています。
また、Hif4881は2.5㎜バランスの為V20にはそのままでは挿せないので、七福神商事取り扱いのddHi-Fi DJ35A 2.5㎜→3.5㎜変換コネクタを使用しています。

2.5mm to 3.5mm , 2.5mm to 4.4mm 変換Plug | (株)七福神商事


このコネクタ、非常にコンパクトにできていてケーブルを挿すとちょっと大きめのL字コネクタかな?みたいな出来栄えになります。リケーブル後もiPadに挿したい!みたいな向きにはお勧めです。
その他条件は前回と同じとなっております。Hif4881でもACGモードで試聴しています。

付属ケーブルからの変化として、全体的に高音や低音を大きく増幅するわけではないのですが、わずかに低音が前に出る形になりながら、付属ケーブルでは解りづらかった部分がはっきり聴き分けられるようになり、こんな音がなっているんだということを実感できます。これが「情報量が増える」というやつなんですねぇ。

Secret Daybreak(M@STER VERSION)/速水奏(飯田友子)&新田美波(洲崎綾)

www.youtube.com

付属ケーブルから変更するとギターの弦を鳴らす音やベースラインの音がより明確に聞こえるようになります。
ドラムの音の分離もよくなります。かといってボーカルが引っ込むわけではなく、ユニゾン部分はより艶が出るようになりました。

 

Satellite System feat.Diana Chiaki/GRATEC MOUR(In This Corner of the Worldより)

www.youtube.com

nnn-records.com

リケーブル後は情報量の増加もあってか、音場が広がったような印象に。メインフレーズの印象も変わりました。あまり良くないと感じていましたがこれならかなり聴ける感じにはなったかと思います。でもイヤホンをno.3Tiに変えたほうがいいと思っちゃう…

 

TΗΞ ƧΞVΞИƧ Ͻ∅DΞ/Feryquitous(SEVEN's CODEより)

www.youtube.com

他にレビューしている曲より音の情報量が多い曲なこともあって一番効果が出てると実感できます。ベースライン部分とかのメインでなっている部分以外の音の量が主張はせずとも聞きとれるようになり、今まで聞こえてなかった音が解る感がほかよりも感じられました。

 

他のリケーブルとの比較

Secret Daybreak(Game Version)とTΗΞ ƧΞVΞИƧ Ͻ∅DΞを使用して比較しています。

・YYX4810(4芯単結晶銅線)
同じ台湾輸入線材の単結晶銅線だけあってか違いを感じ取るのは困難。YYX4810のほうが少し音量が小さい、という程度。
取り回しがHif4881のほうがやりやすい。4芯と8芯で太さがほぼ同じなのでそりゃそうなのですが。

・HiF4814(8芯金銅合金線)
GCT4はHiF4814と合金と傾向が同じなのでHiF4814だけで。
HiF4814が音の明瞭さと高音の表現の良さで上回る。音の響きの良さというかより透明度が増すというか。もともとすっきりめなhi7の特性をさらに強調している感じ。
低音の押出しの強さではHif4881が上かと思います。さすがはフラグシップというべきか。スライダーが動かし辛い点以外は強い。

・YYX4849(16芯銀メッキ銅線)
情報量、低域の迫力ではHif4881に軍配。YYX4849はHif4881に比べてややあっさりめに聞こえるだろうか。
音量はYYX4849のほうが若干大きめに聞こえるほか、ピアノやシンセリフの高音域の主張が強めになります。総じてYYX4849より優秀。

最後に

Hif4881は特性を派手に変えるわけではないですが、音楽の情報をより引き出し、情報量を大幅に増やすタイプのケーブルだと思います。わざとらしい強調は感じられないのでどんなイヤホンでも合わせやすいかと思います。難点があるとすれば耳掛け部分のチューブ加工がかなりきつめになっており、人によっては痛みを覚えるかもしれません。ケーブル自体に癖はなくスライダーも扱いやすいと思います。

今更レビューその2 KBEAR HI7

 

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結局越年したわけで。
こちらはKBEAR Hi7のレビューになります。kinboofiショップブランドのイヤホンということになるのでしょうか。
ショップブランドイヤホンを取り上げるのは初めてになります。
11月のアマゾンタイムセールで7200円で購入しています。普段のタイムセールであれば7000円台になれば買い、というところでしょうか。
1DD+6BA構成の多ドラハイブリッドながらボーカル帯域が良いということで手を出してみました。

 

〇外観など

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なかなかこじゃれたパッケージで到着します。ベロア調のケースが付属しています。

 

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イヤホン本体は7ドライバも入っているとは思えないほど小型。背面には無数の孔があります。



グレーとブルーの2色がありますがブルーを購入。ダークブルーというほうがいいのかな。梨地仕上げで高級感もありますが背面に空いた孔をどう見るかで分かれそうです。
ケーブルは撚り芯のOFC線のようで癖にならず取り回しは良好。チューブでの耳掛け加工がされています。MMCXでのリケーブルが可能です。


〇曲を聴いての評価
いつも通りXDP-30Rに3.5mmメス⇒2.5mmオス変換ケーブルを用いてバランス接続し、ACGモードを使用して再生しています。
イコライザはflat設定、アップサンプリングやHi-Bitは使用しませんがBass Enhancerのみ1(オフ~最大5段階)使用しています。


また、今回からスマホアプリ「SEVEN's CODE」のYouTube公式プレイリストからも曲を選びますが、そちらを再生するスマートフォンとしてLG V20 PROを購入しています。

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いくら評判のいいDACスマホとはいえ、わざわざ買うかね。


一時期ドコモの端末購入サポートで480円とかで投げ売りされていましたが、スマホとしては異例の専用DACを搭載し実際iPhoneで聴くよりも良好な音質で再生できたので採用しました。
なお、設定からHi-Fi Quad DACをを有効にすることで通知バーにアイコンが現れ、音量を75段階設定できるようになります。

 

イヤーピースですが、DeepMountの浅挿し(ただし外した時にシェルから外れて耳内に残りやすい)かSednaEarfitの浅挿しが良いと思います。
今回はSednaEarfitのM/MLを使用して聞いています。NO.3 Tiのあたりから左右の耳穴が違うことに気づき、左右でサイズを変えるようになりました。最近はこの設定がお気に入りです。

Secret Daybreak(M@STER VERSION)/速水奏(飯田友子)&新田美波(洲崎綾)

www.youtube.com


11月のナゴヤドームで先行披露され、直後にデレステにも実装された曲。
哀愁系ポップスナンバーでピアノのアルペシオとサビのユニゾンが非常に美しい曲になっています。
ボーカルの押し出し方がいい感じでユニゾン部分も明瞭に聴き分けられ、すっきりと聴かせてくれます。
後ろのピアノの質も非常によく、この曲に関しては良好に聴けます

最後の恋/GARNiDELiA(G.R.N.Dより)
同アルバムの最後の曲であり直球のバラードナンバー。
ボーカルの艶は良く表現できていて心地いい。BGの中でヴァイオリンとギターのストリングがもうすこし響きを持って
鳴らしてくれるといいなと思ってしまう。多分HeavenVIでも比較で聴いてしまっているせいですが、十分によく聴ける感じです。


Satellite System feat.Diana Chiaki/GRATEC MOUR(crossbeatsREV.サウンドトラックより)

www.youtube.com


crossbeats REV.のロケテからキラーチューンとして設定されていた楽曲。変拍子と浮遊感のある展開が宇宙を想起させます。
本当はソロアルバムに収録されたフルバージョンを使用するはずでしたが、毎度ながら発送が遅延して間に合わずやむを得ずサントラ盤を使用しています。
メインフレーズやモールス信号音の地帯ですっきり鳴らしすぎている印象。低音の量はあるものの響きが少なく音が早めに収束するhi7との相性は微妙と言えそう。

TΗΞ ƧΞVΞИƧ Ͻ∅DΞ/Feryquitous(SEVEN's CODEより)

www.youtube.com


最後にSEVEN's CODEからタイトルがド直球な同作を象徴するナンバー。暫くは準固定曲として扱う予定です。
FeryquitousはCROSS×BEATSにも以前も取り上げたSesteaで参加していましたが、今回は実質トップナンバーの曲を託された格好。
分離の良さと煌びやかな高音の良さが効いていて相性は良好だと思います。打ち込みとの相性はいいかと。
その他の曲を聴いていくと、「KERBEROX/BlackYooh vs. siromaru」のような曲ではちょい腰高になるというか、重低音分に物足りなさは感じてしまいます。


音ゲーでの使用、その他取り回しの扱いやすさ
特にタップ音が刺さったり特定の曲で耳にキツくなったりはせず耳への負担はないと言っていいかと思います。
付属ケーブルの装着感や取り回しも良好で特に問題になることはないかと思います。長さも適度、かつタッチノイズも少ないです。


〇最後に

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次回予定のHif4881をセットした図。一応期限切ったので1/19までに更新するはずです





Hi7は開放型を採用することによって音場を広くしつつ、多ドラにありがちな繋がりの不自然さを抑えた自然に聴きやすい
ハイ上がりの弱ドンシャリイヤホンでした。
通常の弱ドンシャリにはあまりないいい感じの抜けの良さ、音場感がアピールポイントだと思います。
多BAにあるような情報量で攻めて来るようなイヤホンが所望である場合はほかの選択肢があるかと。

なお、このイヤホンを使用して次回はHif4881リケーブルの記事を作成する予定です。

 

今更レビューその1 TFZ NO.3 Ti

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一応年内までにあと2つは書いておきたい。今年のイヤホン今年のうちに

※この記事は8月くらいには上げるつもりだったのをなんとなく先延ばしにし続けた結果今になって書いています

TFZ NO.3 Ti(正式版)のレビューになります。
このイヤホン自体は7月に買っていたのですが、なんやかんやでレビューを引っ張ってしまいました。気に入らなかった、というわけではなく凄く気に入ってます。

 

購入までの経緯とか


悪い癖でeイヤで視聴したとはいえ他人のレビューも良くうっかりIYHしたのが始まり。もちろんT2G、MLEと感触が良かったということもあります。
こちらの機種もT2G同様にDROPで購入。当時230ドル。最近のDROPでは220ドルになったようです。
香港から直接届きましたがクッション封筒ですらない紙封筒に直接巻かれていたため箱がちょっと潰れてました。。。イヤホンには問題なかったのですが。

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高価格帯のイヤホンのはずですがT2Gと同様のケースで到着。ポーチがMLEと同じだけど入らないでしょこれ。。。

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付属ケーブル。とかく太い。大概の数万円のケーブルよりも太い。太さが正義ではないが質もいい。多分台湾産


 

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T2Gとの比較。概ね大きく、分厚く、重くなっています



曲を聴いての評価

例によってXDR-30RのACG接続ですが、付属ケーブルと繋ぐ変換ケーブルが(紛失により)変わりました。

www.amazon.co.jp


買いなおしも癪だしと思ってたところ、G&Vよりも安くてスペックよさげだったので(台湾製線材とか本当かいな)購入しました。
レビューにも書いたのですが、特に音質が変わることもなく普通に使える感じで良かったです。

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海色(みいろ)/AKINO from bless4(Deenniaより)

アニメ艦これの主題歌。アニメ終了少し後に稼働したcrossbeatsREV.の初期収録曲として収録。
アニメの評価はともかく曲としては売れ線だったはずだが長らくREV.以外のAC音ゲーに収録されなかった曲。専属契約だったようで
REV.のサービス終了後専属契約も解けたのか、今年夏になってガルパに収録されましたが
記憶の意味試されている箇所の二度と海色のギター弾けなくしてやる地帯が日和ってボーカル同時押しのみになったり

youtu.be

youtu.be



世界が反転してるのに譜面が微妙に反転しきれていなかったり

youtu.be

 

youtu.be
その筋には不評だったとか(そういうこと考えなければ普通にいい譜面ですよはい)

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激しいドラムとギターが下支えしつつAKINOの独特なボーカルの艶も感じられます
ボーカル自体はバックに負けてはいないけど少し下がったところで聞こえる感じか。

バベル/一ノ瀬志希(CV.藍原ことみ)、二宮飛鳥(CV.青木志貴)

music.apple.com

www.youtube.com


TAKU INOUEからバトンを受けてシンクロニカのSDを務めたミフメイ(代表曲:crossbeatsREV.のFaraway、PRIZM、シンクロニカの3V3R)によるデレステデビュー曲。

www.youtube.com

www.youtube.com

www.youtube.com


7月のイベント実装後、11月に行われたナゴヤドームでのライブで披露されTwitterトレンド入りやiTunesランキング1位に躍り出るなど話題を攫い、以後各地のアニクラでかかりまくったり、氏がクラブイベントのゲストに出るとチケットが瞬殺されるなどHotel Moonsideを思い起こさせる旋風をアニクラ界で起こしています。

先輩のTAKU INOUEリスペクトなのか、氏の得意とするFUTURE BASSではなくかなりハードめのEDMとなっていますが間奏にエッセンス的に引用している箇所も。
低域ではキックはタイトに鳴らしながらもシンセその他では少し膨らみのある分厚い鳴らし方で好印象。
ボーカル帯域は埋もれるほどではないものの低域の主張もあり少し遠めに鳴ります。高域分は少ない曲だがエッセンス部分の煌めきや音場感も良く総じてEDMとの相性が抜群に良いと感じられます。

Summer End Anthem/Personative(Seventh Summer of Loveより)

electro-planet.net

www.youtube.com
voidによる夏なハピコアでcrossbeatsREV.の初期代表曲。
アルバム名が今思うと意味深ですがvoid自身は引き続きTOMYのカードゲームに参加しつつもアレには未参加。
メインフレーズについてはノリのいい音を鳴らすが、もう少し明瞭に鳴らしてほしいかもしれません。
時たま入るギターのアルペジオや前奏部分は音場の広さからくる響きが非常に素晴らしい。

音ゲーでの使用、その他取り回しの扱いやすさ

音ゲーでのタップ音等については特に煩わしくならない程度の絶妙な音を鳴らしてくれます
装着感ですが、イヤホン自体が大きめかつ重量もある点、付属ケーブルが太くややゴワゴワしている点から
あまり良くはありません。2時間くらい使っていると少し疲れる。ただ下手なリケーブルは逆効果になりやすい。相応のケーブルを用意しないと音がショボくなったりします。

最後に

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KBF4805。若干取り回しも向上しつつ、若干刺激を抑えつつクリア感が増した感じに。

うっかりDROPしてしまったのですが、TC-2が付属しなくなって以降の正式版でも付属ケーブルの質は十分高く
今年のベストバイと思えるほど買ってよかったイヤホンになりました。
A5のようななんでもシャカリキ分離して鳴らすのも楽しいですし、HeavenVIのように響きと全面に出てくるボーカルもいいのですが
一定以上の明瞭感を保ちつつ、バラードやフュージョンのような響きを大事にしたい楽曲はちゃんと響きと膨らみを持って鳴らしてくれます。
TFZのイヤホンはT2G、MLEと買ってきましたがこれで上がり、でいいのかなと思います。
勢いで某所でTC-2に近い、とされるKBF4805(単結晶銅線)バランスケーブルまでプライムセールで5000円で買ってしまい、現在ではバランス接続で楽しんでます。
T2Gの時にケーブルに4000円もなんて…とかいたのは何処に行ったのか。

 

年内にあと2本書く気力残ってるかな…

セブンスコード(SEVEN's CODE) いろいろ調べてみた

applibot/UNLIMITED STUDIOの新作音楽ゲーム『SEVEN's CODE』が本日サービスインを迎えました。有料なので少し尻込みしている方向けの課金要素情報と、今日はバリバリプレイしているけど後から気になりそうなタップ周り、引継ぎについてちょこちょこ調べていましたのでまとめてみます。

 

〇課金要素はどんな感じなの?

インストール時点で490円の課金が必要(iOSのみ)となっていますが、ゲーム内でもさらに課金要素があります。

ゲーム内通貨は以下の3種類になっています。

・GOLD(キャラクターの解禁、及びキャラクター育成アイテムの購入に使用)

・MUSIC CHIP(以下MC,楽曲の購入に使用)

・ダイヤ(他機種でいうジュエルに相当。GOLDやMC、一部楽曲の購入に使用)

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撮っていませんが、キャラはGOLDで購入、オススメはジュエルで購入できる曲が並んでます

ダイヤ含めいずれのアイテムも完全に従量制となっており、大量に購入してもプレミアムはありません。

GOLD、MCは「チャージ」にてダイヤを使用して購入することができるほか、ミッションをクリアすることでもある程度の入手が可能です。ダイヤはプレイ開始時に200支給されます。また無償/有償の区別が存在します。

また、右上のハンバーガーアイコンをクリックして呼び出した画面の真ん中のコード入力(中心の六角形アイコン)画面にてコードを入力することでも少量入手できます。

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ゲームのストーリー中で出現するTipsのキーワードが対象になっているほか、一般的な音ゲー用語やスタッフの名前も対象のようで・・・?あの音ゲーにあったヘルプテキストの味は今回はここで感じられるかもしれません。

プレゼントボックスも存在するので、今後イベントがあればそちらからも各アイテムの入手が可能になるでしょう。サービス開始時点で販売されている楽曲をミッションの消化を待たずに全て課金して購入する場合は

・ダイヤ限定で購入できる楽曲(200ダイヤx10)

・MCで購入できる楽曲(250MCx3,500MCx14 計7750MCに必要なジュエル3,875)

5875ダイヤが必要ということになります。ミッションを消化すれば1000程度はすぐ入手できるので4900ダイヤを1回購入すれば現時点での楽曲は全てプレイ可能になるわけです。楽曲はおいおい集めるよ、という場合はダイヤ限定で購入できる楽曲分の2440ダイヤを購入するとよいでしょう。

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最後に、Android版は無料でインストールすることができますが体験版となり、機能が制限されます。ストーリーは現時点でチュートリアル後のストーリーもプレイできるようですが、ショップを利用できないため楽曲の購入ができません。

 

Androidでの動作はどんな感じ?古いiPhoneでも動く?

セブンスコードの動作環境は以下の通りとなっています。

iOSでは 6s/6sPlus以前が非対応とされる一方、Androidではかなり古いAndroidでも動作するようです(ただ、4.4で3GB以上メモリを積んできる機種は僅か)

手持ちの端末に6sPlus(iOS12.4.1)があるのでインストールを試みましたが、Appstoreでブロックされることもなくインストールができ、動作も確認できました。iOS9以降にしていれば古い端末でも動作はさせられるようです。極端に古い端末では相応に厳しいようですが、6s/Plusであれば対応機種のiPad(第5世代)と同じCPUなので遜色ない動作を期待できるかと思います。

また、Androidでも手持ちのZenfone5(2018)やZenfone3(国内版5.2インチ)いずれでもプレイ可能でした。ただ、判定がかなり前にあるようで自分の感覚ではiOSでは-30から-50程度、Androidでは-200までやってやっと光るという状態でした(何れもカオスモード)

判定が大幅にマイナスしないと光らないということに気づかず、iOSでは簡単に突破できたチュートリアルが抜けられないという有様・・・なお、チュートリアル中の楽曲でも右上の一時停止ボタンを押すとノートスピード/判定タイミングの調整が可能なので、初期設定では抜けられないと思ったら調整してみましょう。

 

〇各ノートの取り方はどんな感じ?

カオスモードにおける各ノートについてですが、チェインやチャージについてはなぞったり押しっぱなしにしなくてもチェインの途中の青点ノートや終点をタップすれば最高判定を取ることができます。

また、シンプルモードでは上記の特徴に加え、各ノートについては一つ隣のレーンをタップしても判定されます。ガルパをやっている方であればガルパと同じ、といえば解るかと。

 

〇引き継ぎはどうなっている?

他の音ゲーでイベントを全力で走ってる方であれば、あるいはそうでなくても出先ではiPhone、おうちではiPadでプレイするという方は多いかと思います。

最近のゲームでは引継ぎをすると引継ぎ元の端末では同じプレイヤーIDでプレイできなくなる事が常なのですが、このゲームでは引継ぎをおこなっても引継ぎ元の端末でプレイすることが可能で、引継ぎを行うことで複数の端末で同じID(データ)でプレイすることが可能になっています。

iOS/Androidのどちらでも複数端末で同じプレイデータを共有することができます。

なお、デレステやガルパで有効な(ガルパは最近塞がれたけど)PCのiTunesバックアップと復元を利用してデータを共有することはできませんが、上記の通り引継ぎを行うだけでプレイデータを共有できるので問題はないでしょう。

それでは、良い音ゲーライフを。