結束バンドをSIMGOT EA500で聴いていく話

明けましておめでとうございます。

この時期は昨年に買ったもの(というか家電)や今イベント中のデレステのライカニの感想戦を書く時期でしたがこちらを先出し。


いやあ「ぼっち・ざ・ろっく」良かったですよね。フラッシュバックで発狂されるとこっちも辛いんだぜ。
一番イヤなぼっちちゃんの行動は気絶してリアクション拒否するところです。お前は気絶している間の記憶が飛んでるからいいかもしれないけど、周りの迷惑を考えろと。


それはさておきちょっと前から音ゲーデレステ用のイヤホンのアップデートをしようと画策してまして、NICEHCKの1111セールで出ていたLZ A2Proを購入後さらにもう一つくらい比較検討しようかということで
HZSOUNDのHeart Mirror Proあたりを正月セールあたりで追加購入を考えていた12月中旬に耳に入ったのがSIMGOT EA500でした。
現状中国のECサイト京東.comでしか販売がなく、購入代行を通じての購入手続きをしようとしていたのですが17日にポタフェスでお披露目されて23日には代理店による国内販売が始まった経緯があります。
中国ではType-Cドングル付きで399元という価格設定に対して国内の実勢価格は10980円ですが個人輸入代行をしようとすると検品手数料などで10000円くらいはするという実に絶妙な価格設定だったりします。
12月23日中に注文、25日に受け取ってきました。

外観など

付属のケーブルは2芯を2つまとめた4芯タイプのケーブルでまあ価格なりという印象。前述の通り直前にA2Proを買っており、A2のケーブルは太めの8芯ミックス線でリケーブルいらなくね?って感じのケーブルだったのに対するとついリケーブルしてみたくなりますが、そもそもA2は139ドルのイヤホンだったのでそういう比較は良くないかな、とは思います。付属のイヤピは3サイズ、交換用のノズルが付属しており、こちらに替えると明瞭感が増す感じのチューニングになっているようです。あとこのノズルの見分け用についてるゴム輪のスペアが大量に。なんだこれ

エージングはいつものように手持ちのSDカードに入った曲をランダム再生すること50時間、「結束バンド/結束バンド」が届いてからは結束バンドの曲のみで50時間ランダム再生をかけています。
再生機はSHANLING M6 ProのDualDACモード、イヤピはスパイラルドット(Sedna系はノズルが太いので嵌め込み辛い)、交換できるノズルはデフォで曹着されている赤色のもの、ケーブルは断りがない限り付属品を使用しています。なおイヤホンはもちろん、後述するリケーブルについても100時間以上音楽を鳴らしてから使用しています。

実際に曲を聴いてみて

もうクロビとかブンスコ云々ではなく「結束バンド/結束バンド」から3曲です。
・青春コンプレックス
シングルカットもされているオープニング曲ですね。
・なにが悪い
この曲のみDrの虹歌によるボーカル。このアルバム中ではかなりキャッチ―でいわゆるアニソン寄りかと。
・フラッシュバッカー
所謂バラード枠としてチョイス。

単品での感想

で、聴いた感想なのですが結構ボーカル域の厚みにフォーカスした感じに聞こえます。
低域高域が出てないわけではなくちゃんと主張はありますし刺さる音は刺さりますが
解像度に振った、というわけではなく聴きやすさ、長時間聴いても疲れにくい感じの鳴らし方という感じです。
喜多ちゃんの芯のある声も虹歌の明るい声も息遣いも心地よく聴けます。
でも重低音の部分が少し弱めなのかな、と。ベースラインはちゃんと聴けますが大きく前には出てきません。
付属ケーブルから前述したNICEHCKのSuperBlue(と同等品、1111セール版)に交換してみたところ明瞭感が増す感じに。高低のバランスが大きく変わるわけではないのですが順当に上積みできる感じです。


TFZ MY LOVE EDITION(2019)と比べてみて

MYLOVE EDITION(2019)(以下MLE)は現在音ゲー用に普段使いしているイヤホンになります。
当時の定価が59ドル、自分は54ドルで買っていたので当時のレートを考慮すると6000円台ということになるでしょうか。
SuperBlue3.5mmと4.4mm版の2本を入手したこともあり、4.4mm版を3.5mmへ変換して同環境ということで聴いてみます。
MLEからEA500に替えて感じたのが明瞭さの向上感。より一音一音が細かく聞こえるようになった感触。MLEがそのへん苦手だとは思えないのですが
空間表現についても上手な感じをうけました。


LZ A2 Proと比べてみて

前述したA2Proとも聞き比べ。こちらも結束バンドの曲では鳴らしてないけど100時間以上エージング済。
それぞれの付属ケーブルで聴いた印象ではA2 Proのほうがよりドンシャリ気味、あっさりした鳴らし方、空間表現ができている感じになる感じでしょうか。
ケーブルをSuperBlueで統一して聴き直しましたが、EA500はボーカルよりが前に出てきてボーカル事態にも艶がある印象。空間表現についてはやはりEA500がA2より少し狭いところでなっている感じでしょうか。A2の鳴り方については付属ケーブルと変わらず比較して明瞭感があり少し遠目でなっている感じ、音の分離が少し優れている感じ(フラッシュバッカーの間奏部分終わり際のリードギターで判断)

終わりに

1万円前後のイヤホンのレベルも上がっているんだと実感。よく比較対象に上るMoondrop KXXSを持っていないのでそのあたりはわかりませんが、ボーカルの艶感で結束バンドを聴いてみたい向きにはまずまずの選択になるのではないでしょうか。
以前評価していたデレステのタップ音についてはそこまで耳につかない感じで、この辺もデレステ用普段使いには良い感じ…なのですが鏡面筐体で傷がイヤだな~と。no.3TiやA8000でも同様の悩みはありましたが、A8000みたいにeSiq(ガラスコーティング)をかけるにはコスパが…とか思ってしまったり。近々集まりの場に持ち込むのでやっておきたいところではあるのですが。